お知らせ
2020年5月9日
施術者のレベルを上げるために必要なことは何か?
こんにちは。
リリーブ鍼灸整骨院代表高田浩司です。
本日は私が14年間鍼灸整骨院を経営してきて思う、【施術者のレベルを上げるために必要なこと】をブログにしたいと思います。
私が鍼灸整骨院業界に入ったのは26歳のときでもうすぐ15年が経ちます。
最初は技術や知識を覚えることに必死で毎日が進んでいるのかいないのかわからない状態でした。
当然、鍼灸学校を卒業したばかりの施術者は治療家としてすぐには役に立ちません。
自動車学校を卒業して、すぐに運転できる人ももちろんおりますが本当に気を付けていても何かの際にぶつけてしまうこともありますし、重大な事故を起してしまうことは稀ではありません。
むしろ運転が苦手な人のほうが超安全運転で事故も少ないということもあります。
自分ができると過信して周りの人に迷惑をかけることは避けたいですよね。
治療家として大切なこと
治療家や施術者も全く同じと言っていいでしょう。
学校を卒業して知識や多少の技術があるからと言って過信しているととんでもない事故が起こりますし、トラブルもなくならないでしょう。
最初は本当に慎重に進めるということが一番大事です。
当然患者様の身体は実験台ではありません。
ただ、チャレンジしないのもレベルアップにはなりません。
最初の数年は、この慎重に進めることとチャレンジすることの狭間で大きく悩むことになるでしょう。
信頼できる先生に弟子入りすることのメリット
凄腕の先生や信頼が置ける先生のところで学ばれると多くの症例を見ることができます。
できるだけ早く自分も何でも対応できる治療家になりたいと思うなら一番のおススメは弟子や付き人になることです。
もちろん今の時代にこんな言葉はないですし、労働基準法にも則っていないので法律で決められた労働時間内では難しくはなっていますが、仕事の時間で無ければいくらでも時間は作れると思います。
卒業してすぐにそれなりの給料をもらえる能力と実力があればもちろんそれに越したことはありません。
ですが自分には何もない。でもお金を稼ぎたい。信頼される治療家になりたい。これは無理です。
「若いうちの苦労は買ってでもしろ」という言葉がありますが、まさにその通りだと思います。
もし信頼できる先生のもとに就業できた、お時間を頂いたならば、その時間を精一杯吸収の時間に使ったほうがいいと思います。
積み上げた信頼が更なる信頼や収入につながる
自分が毎日どれだけ努力しているか?それがいざとなったときに行動や言葉として出てきます。
毎日どれだけ吸収しているか?本を読んだか?施術をしたか?
これが自分の実力アップ、レベルアップに最も効果のあることです。
漫画家のレジェンドである手塚治虫さんは数ある名作を世に輩出していますが、圧倒的な量の漫画を生涯描き続けていたとのことです。
その数は約700タイトル、ページ数にして約15万枚とのこと。
自分の家に帰るのは週に1回程度、それ以外はずっと都内のマンションに籠って一人きりで漫画を描き続けたそうです。
それだけやっていたら当然信頼も積み上がりますよね。
私も毎日努力しようと改めて思いました。