お知らせ
2020年5月21日
食べたものはどこから入ってどこを通ってどう変わっていくのか?体のゆがみと体の中の働きの関係
みなさんこんにちは、リリーブ鍼灸整骨院 錦糸町店スタッフです。
普段何気なく口にしている食べもの。
題名にもあるように、どこから入ってどこを通ってどこへ行くのかと聞かれたらなんて答えますか?
だいたいの人は、口から入って食道を通って胃に行くんじゃないの。と答えるでしょう。
だけど、口に入ったあと噛むことで食べものを砕いて唾液と混ぜてやわらかくして食道を通っていくんだよと細かく説明する人はなかなかいないかもしれませんね。
今回は食べものを体の中でどんなふうに変化させていくのか、消化してくれる器官について細かいところと体のバランスがこれらにどんな風に影響しているのかお話しをしていきます。
体の中の作り
どんなふうに守られているのか
体の内側にある内臓。
これらは、骨や上皮組織におおわれて守られています。
上皮組織についての詳細はこちらをご覧ください。
体の仕組みを知ろう!体の構造や機能についてどんなつくりになっているのか?
体の中のはたらき
口の中でデンプンを消化し食道へ
まず食べものを食べるときは口の中に物を運びます。この口の中のことを口腔とよびます。
ここでは、主にあごの筋肉を動かして食べものをかみ砕いて、唾液と混ぜ合わせることによって唾液に含まれるアミラーゼがデンプンを消化してやわらかくしてくれます。
こうしてやわらかくなった食べものを飲みこんで食べものの通り道である食道へと進みます。
ここを通ることで次の消化ポイント、胃へと送りこまれるのです。
胃の中ではたんぱく質を消化している
口の中ではデンプンを消化しましたが胃ではたんぱく質を消化していきます。
胃はちょうど肋骨と骨盤のあいだに収まっています。
胃の内側をおおっている胃粘膜には小さな穴がたくさんあります。
この穴から酸性の胃液がしみ出ていてここに含まれるペプシンでたんぱく質の一部を消化します。
また、胃は食べ物をいったんためておいて少しずつ小腸へと送り出す重要な働きをしています。
小腸では消化と吸収の働きがある
小腸は十二指腸、空腸、回腸にわかれています。
十二指腸からは胆汁と膵液が出されています。
胆汁が消化吸収を助けてくれて、膵液の中に含まれる消化する酵素が糖質、脂質、たんぱく質を消化してくれています。
大腸は排せつの働きをしている
大腸も小腸と同じように肋骨と骨盤のあいだあたりの位置にあり盲腸、結腸、直腸からなり肛門へとつながっています。
小腸で消化吸収されなかった残りかすが大腸で余分な水分を吸収して糞便となって排泄されています。
体のバランスと内臓の働きのまとめ
最初の口に食べものを入れたところから消化という働きは始まっているいます。
それぞれの働きで消化するものも異なるので、よくかむことで、次の消化をするところがもっとやわらかくしやすくなります。
よくかむためには、あごの骨や筋肉がしっかりしていないとなかなか難しいです。
日頃からかむ習慣をつけて筋肉も鍛えましょうね。
また内臓は骨や皮膚でおおわれたところにあります。
正しい姿勢や骨盤の位置が基本で内臓も正常な働きとなるのです。
それがずれていたりゆがんでいると、内側も圧迫されたりするなどして働きが悪くなることもあります。
食べもののバランスをみるとともに体のゆがみ具合も見てみるのも大切なのです。