お知らせ
2020年3月31日
交通事故に遭ってしまった場合の対処法
院長の岩舘です。
本日は交通事故が起こってしまったときの対処とその後の治療についてお話いたします。
まず、交通事故は当然ではございますが、突然起こるものです。
しかし、その時にどう対応してよいか、処理方法について知らないと困るのはもちろん、誤った対応をして不利益を被るかもしれません。
そこで、一連の流れをお知らせいたします。
◆交通事故後の処理の流れ
①警察に連絡をする
まずは、交通事故にあってしまったら、その場を動かず、警察に連絡します。急を要する場合は救急に連絡をしましょう。
軽度な事故だからといって警察を呼ばずに済ませてはいけません。
後々加害者と揉めないためにも必ず警察をよびましょう。
その時に身体の痛みや違和感がなくても後からケガが現れることがよくあります。
特に身体の辛さも無く、物損も軽いからと言って、警察を呼ばず処理してしまうと事故の証明ができないため、後々症状が出た際に治療費や慰謝料が請求できない恐れがあります。
②病院を受診する
事故後は早めに病院を受診し、医師の診断を受けてください。
病院ではレントゲンやMRIなどより詳細な検査が受けられます。また、その際に辛い箇所を医師に全て伝え、診断書を受け取ってください。
事故直後は痛みや違和感がなく、たいしたことないから大丈夫だろうと思っていて、徐々に痛みが出てくることも少なくありません。
病院を早めに受診する必要性は以下の内容もあるからです。
交通事故から期間をあけて初めて病院にいってしまうと、病院で伝えた症状が事故によっておきたものだったのか分からなくなってしまい、相手側に対して治療にかかった金額を請求できなくなってしまうことがあるので注意してください。
◎むちうち症について
交通事故による強い衝撃により首がしなり、筋肉や靭帯を痛めてしまう、いわゆるむちうち症になるケースが多いです。
代表的な症状は以下の通りです。
・首、肩、背中、腕の痛み
・首が曲がらない、腕が上がらないなどの運動制限
・首回りや肩、背中周辺の重だるさや違和感
・頭痛やめまい、目が疲れる
・吐き気や脱力感
・首、腕のしびれ
・筋肉の張り、以前より集中力がない
・レントゲンは異常なしと言われたが調子が悪い
・整体にいったけど良くならない
骨格のゆがみについて
交通事故で強い衝撃を身体に受けると特に問題となるのは、骨格のゆがみが起こることです。
頸椎、胸椎、腰椎、骨盤が歪むことで、持続的な痛みやしびれなど、もしかしたら今後一生感じる辛さが起こるかもしれません。
筋肉の異常な緊張や損傷だけの問題であれば筋肉が弛緩する、炎症がおさまれば症状は治まりますが、骨格の歪みによる症状については、自然によくなることは
ほとんどございません。
当院では、骨盤矯正、姿勢矯正を行って根本治療をします。
③保険会社へ連絡する
相手側の保険会社へ連絡をとり、通院したい病院や整骨院の名前と連絡先を伝えます。
④通院する
保険会社から当院に連絡が入り施術スタートとなります。
◆当院での治療の流れ
①問診
まず、カウンセリングシートに今のお身体の状態を記入していただきます。
その後、ご記入していただいたカウンセリングシートを基に症状を伺います。
まずは、事故状況をお聞きし、どのように痛めたか、どこの箇所を痛めたか、いつ頃から痛みが出始めたなど詳細に聞き原因を明確にします。
②検査
どういう動作が痛い動作時痛の確認や、骨格に歪みが起きていないか、姿勢を写真を用いて目視確認、触診にて確認、脊柱に印をつけ詳細に歪みが起きていないか確認します。
③施術前確認
患者様へ現在のお身体の状態を伝え、施術方針を伝えて開始します。
④施術
現状、お辛い症状の改善(対処療法)はもとより、慢性的な痛みにならぬよう根本治療も併せて行います。
⑤施術後
施術前との症状の確認と今後の治療計画をお伝えします。
⑥会計
相手側の保険会社の支払いとなるため、窓口料金は0円で受けられます。
◆治療期間について
症状の状態にもよりますが、通常3ヶ月から6ヶ月で治療は完了します。
保険会社へ治療した分の施術証明書・施術費明細書を提出します。
◆当院の強み
当院は、特に骨盤の歪みや背骨の歪みに対する治療を得意としております。
一時的な痛みの解消ではなく、治療期間が終わった後でも痛みが再現されないよう施術して参ります。
一番怖いのは、後から痛みが出てしまうことです。
後から出た痛みについては、何も保障されません。
例え原因が交通事故によるものだったとしてもです。
例えば、私の田舎にいる友人の一人に、交通事故で腰を強打し、近所の整骨院で治療を受けて、その当時は痛みが治まったので治療を終了し、普通に生活していたのですが、半年たった頃に仕事で重い物を持ち上げた際に腰を再度痛めてしまった、いわゆるぎっくり腰を起こしてしまったのです。更にその後、二度三度ギックリ腰を定期的に繰り返したのです。
こういった場合、疑われるのが骨盤を固定している仙腸靱帯を延ばしてしまっている可能性があります。
交通事故が原因で仙腸靱帯を延ばして、半年後に痛みが出たとしても保険を使用して治療は受けられないのです。
まずはプロに相談し、しっかり根本治療することを強くおすすめします。