お知らせ
2020年5月13日
体の仕組みを知ろう!体の構造や機能についてどんなつくりになっているのか?
みなさんこんにちは。
リリーブ鍼灸整骨院錦糸町店です。
私たちの体は60兆個の細胞からできていて体の最も小さい構成単位が細胞といわれています。
また、この細胞もただの丸ではなく、表面が細胞膜でかこまれていて中に核と細胞質があります。
さらにその中には、細胞が生きるために必要なエネルギー源を合成して供給する役割を持つミトコンドリアや、たんぱく質にかかわる粗面小胞体やコラーゲン代謝にかかわる滑面小胞体、粗面小胞体にくっついてたんぱく質を合成するリボソームなど、細胞内小器官とよばれる顆粒成分が盛りだくさん含まれているのです。
そして、器官や臓器を作っている細胞の集まりのことを組織といいます。
今日のお話は、そんな小さな細胞が集まって体を作っている組織や器官についてです。
組織は大きくわけて4つに分類され、四大組織といわれています。
四大組織
1.上皮組織
2.結合・支持組織
3.筋組織
4.神経組織
名前を聞いただけでは何だかよくわかりませんよね。
さて、それではどんな構造でどんな働きをしているのか?
自分の体がどのように出来ているのか仕組みを知って、日々の健康な生活につなげていきましょう。
上皮組織
体の表面に出ている皮膚や粘膜などを指します。
これらは消化器や呼吸器管、腹腔(お腹の内臓が収まっているところ)を覆い内側にあるものをまもっています。
さらに、まもりながら汗や消化液の分泌をして、栄養素の吸収や排せつ、感覚の役割を持っています。
結合・支持組織
組織や器官のすき間をつなぐものを結合組織とよび、骨や軟骨など体を支えているものを支持組織とよびます。
骨膜、筋膜、血管や血液、真皮、脂肪組織などが結合・支持組織の働きをしています。
筋組織
線維状で伸び縮みする特殊な細胞が集まったのが筋組織です。
代表的なところですと、身体を動かす骨格筋があります。
それ以外にも食道、胃、腸血管などの内臓と血管の壁をつくる平滑筋と、心臓の壁をつくる筋肉の心筋があります。
骨格筋と心筋は横しま模様がみられるので横紋筋(おうもんきん)とよばれます。
横紋筋融解症や横紋筋肉腫といわれたらこのあたりに症状が出ていると言う事になります。
骨格筋は自分の意志で動かしたいときに動かせる、または動作をやめたいときに止めることが出来る随意筋にあたります。
一方で平滑筋と心筋は、自分の意志で動かしたり止めたりすることはできない不随意筋にあたります。
神経組織
脳や脊髄など神経細胞が集まって大きなまとまりになっているものを中枢神経といい、脊髄から全身に広がって出入りしているものを末梢神経といいます。
そしてこの神経組織を作っているのがニューロンという神経細胞です。
この細胞があることで情報を処理して痛みなどの刺激を伝えてくれます。
まとめ
わたしたちの脳、心臓、肺、胃、小腸、大腸、肝臓、膀胱などの器官は細胞が作っている組織の集まりで出来ています。
そしてこれらの同じ働きをする器官の集まりを器官系といって、筋系、骨格系、神経系、呼吸器系などに分けられるのです。
とっても小さな細胞の集まりがこんなに大きな体を作っていると考えると、食事でいいものをとってあげたり、疲れたらマッサージしてあげたり、傷ついたら手当してあげたりと、もっと自分の体を大事にしてあげる時間を作ってあげましょう。