お知らせ
2020年5月17日
腕を動かすと痛い。。もしかして四十肩?!と思った方に必見!
こんにちは、リリーブ鍼灸整骨院 錦糸町店院長の岩舘です。
今回は、四十肩、五十肩について書いていきたいと思います。
特になにもしていないのに肩に違和感を感じる。。
そしてある日突然痛みを感じ、腕が上がらない、一時的の痛みかと思いきや激痛に変わり、腕の上がらなさも一向に改善されず、はや半年や1年。
右肩だけかと思いきや今度は左肩も。。
好発年齢の40代~60代から俗称で『四十肩』『五十肩』と呼ばれております。
医学的には『肩関節周囲炎』と言われております。
原因から症状、経過、施術について書いていきます。
‐目次‐
原因について
症状について
経過について(急性期、慢性期、回復期)
施術について
原因について
原因はいまだ解明されてはいませんが、肩関節は体のなかでもっとも大きく動く範囲が大きい関節で、そのおかげで手は機能的な作業を行うことができます。
腕を上にあげたり、後ろにひいたり、ぐるぐると腕をまわしたり、ほぼ全ての方向に動かせます。
この動きを支えるために、関節や、腱板という小さな筋肉の集まりや、関節包という袋のような組織だったり、靭帯や筋肉が複合して支えています。
ところが、中高年となると支えている機能の低下や、あまり動かさないことにより柔軟性が低下した結果、ささいなことでも損傷したりします。
損傷した箇所は炎症がおきて痛みを感じることになります。
症状について
服を着脱時に痛くて腕が上がらない、痛くて腕が背中に回せない、手を上げて作業すると痛みが強くてできないなどの運動時痛や、夜寝ている時に肩に眠れないほどのズキズキ痛みがでる夜間痛がおきたりします。
日常生活動作が制限されてしまったり、夜間痛により睡眠不足も起こり得ますので辛い症状のひとつです。
経過について(急性期、慢性期、回復期)
肩関節の痛みは個人差はありますが、症状が現れてから治まるまで進行具合があります。
発症から約2週間の急性期、その後の約6ヶ月の慢性期を経て回復期に至ります。
ですので、半年から1年と長く症状がでることもあります。また重度の場合は痛みが残ったりもします。
急性期
日中の肩関節の痛みが強くなり、腕を動かした時に激痛が走ったり、動かさず安静にしている時にも痛みがでたり、寝ている時の夜間痛も出現します。また、肩関節の硬さが増し、可動域が制限されて日常生活動作に支障をきたします。
慢性期
徐々に痛みが軽減して、日常生活動作もある程度行えるようになりますが、可動域の制限は残存します。
回復期
関節の可動域の制限はまだ残るものの、痛みが少なく日常生活動作もスムーズに行えてきて、可動域も自然回復し始めます。
施術について
痛みが強い急性期は安静と痛みを抑える施術を行います。また、腕を上げるなど痛みの出る動作は控え肩関節に負荷をかけないようにします。
あまりに痛みがひどい場合には、クリニックや整形外科などの病院で受けられる薬物療法もいいかもしれません。
慢性期、回復期は、痛みの度合いをみながら関節に動きをつける施術や、崩れた姿勢、骨盤を矯正していきます。
自然に回復する症状でもありますが、平均約7年後に半数の患者様に何らかの痛みや可動域制限がみられるようです。
ですので、痛みの除去と可動域の改善に対する施術を積極的に行うことがおすすめです。