お知らせ
2020年4月3日
交通事故由来のストレートネックに要注意
こんにちは、リリーブ鍼灸整骨院 錦糸町店院長の岩舘です。
今回はストレートネックについてお話したいと思います。
聞き慣れている言葉かと思いますが、実際どういうことなの?どういう状態?と感じている方も多いかと思います。
また、最近では「スマホ首」とも呼ばれていたりしますよね。
まずはストレートネックとはどういうものか説明いたします。
一般的なストレートネックが出来上がるまで
①背中が猫背になる(胸椎後弯)
日頃のパソコン作業やスマホ操作の悪い姿勢をを長時間続けていると次第に疲れが出てきて、始めはいい姿勢をしていたが、気づけば疲労を感じるため、背中を丸めて楽な姿勢をとりはじめます。
すると、頭が身体の真上に乗らずに前に出てしまいます。
この状態を日々繰り返し行うことで見事猫背の完成です。
②首のカーブが消失(後弯カーブ)
猫背で頭が前にでますと、頭が約6キロとスイカぐらい重いので、その重さで首(頸椎)の正常なカーブ(前弯)が失われてしまった結果、首の骨がまっすぐ(後弯カーブ)となります。
まっすぐとなると視線が下方になりますので、視線をまっすぐ前を見ようとします。
すると、首の骨の上位だけが後ろに起き上がり(伸展)アゴが前に突き出ている状態になります。
◎首の正常なカーブとは?
首の正常なカーブといいますのは、ゆるやかに前方にカーブしている状態で、首の骨は7個ありますが、第一頸椎と言われる頭に一番近い骨と、体幹側に近い第七頸椎(首を曲げた時に首の後ろでボコっと一番盛り上がる骨)との角度が30~35°が正常となります。
③日々の小さな外力のくり返しで起こる
この状態を毎回続けていくと、姿勢が崩れ、背骨がズレてしまい、筋肉も硬くなり見事なストレートネックの完成となります。
そうなると、頭の重さを筋肉や靭帯が過剰に支えることになるため、筋肉の過剰な緊張や損傷、靭帯損傷などが起こります。
すると首や肩、背中の痛みや凝り感、だるさ、または頭痛やめまい、吐き気など様々な不定愁訴が現れます。
◆交通事故のような強い外力が加わった時にも起こる
先ほどご説明しました通り、日常生活で日々の小さな外力の繰り返しにより ストレートネックとなるケースもありますが、交通事故のような追突による強い外力が加わることにより、骨、靭帯、筋肉がダメージを受け、むちうち症さらに骨にズレが生じて、ストレートネックが引き起こされることも少なくありません。
ですので、自賠責保険での交通事故治療で痛みが軽減したとしても油断は禁物です。
一時的に筋肉が緩み、痛みが緩和したと思っていても、ストレートネックが解消していない限りまた痛みが再現される可能性があります。
事故治療終了後に痛みが出てしまっては遅いです。
◆対処方法は?
背骨のズレや姿勢の歪みの改善には、姿勢矯正・骨盤矯正がおすすめです。
先ほどお話ししましたが、筋肉を揉みほぐすと筋肉が緩み、楽さや痛みの緩和を感じるかもしれません。
ですが、背骨や姿勢がズレを解消しないと、また同じ辛さが出てくるかと思います。
要は原因を取り除かないと辛さがくり返すということです。