お知らせ
2021年2月26日
重心と重心線とは?正しい姿勢とは??身体のバランスについて考える
こんにちは、リリーブ鍼灸整骨院院長の岩舘です。
本日は、重心について書いていきたいと思います。
重心とは?重心線とは?
生活していく中で、平等にすべての方に重力がかかっています。
重力の影響を受けながら姿勢の制御や動作を行っています。
物体には作用する重力の合点を重心といい、重心を通る垂直線を重心線といいます。
立位姿勢と座位姿勢での重心の位置
立位姿勢での人体の重心は、骨盤内の第2仙椎のやや前方にあります。
身長に対する重心の高さを測定すると、成人男性では足底から測って身長の約56%の位置、成人女性では約55%の高さにあります。
平均すると女性のほうが重心位置は低いのですが、最近の女性は骨盤が小さく、脚が長い方が増えているので、重心位置も以前より高くなっているようです。
また、座位姿勢では重心が第9胸椎のやや前方にあります。
重心位置はプロポーションによって個人差があり、年齢によっても異なります。
幼児の重心位置は成人より相対的に高く、姿勢が不安定になります。
そのため、幼児が手をあげながらバランスをとって歩くのはこの不安定な姿勢のためのと言われています。
理想的なアライメントは?
頭部、体幹、骨盤、四肢の配列のことをアライメントといいます。
安静立位姿勢における理想的なアライメントは前額面(身体の前面、あるいは背面)、矢状眼面(身体の側面)
水平面から見て、それぞれ頭部、体幹、骨盤、四肢がきれいに整列している状態です。
前額面から見た理想的なアライメント
背面から見て、外後頭隆起、椎骨棘突起、殿裂、両膝関節内側間中心、両内果間中心を通ります。
矢状面の前後方向のアライメント
矢状面の理想的なアライメントは、耳垂、肩峰、大転子、膝関節前部、外果の2~3センチ全部を通ります。
頸椎前彎は、約30~35°、胸椎後弯は約40°、腰椎前彎は約45°、仙骨底は第5腰椎に対して約40°前下方に傾斜しています。
この理想的な姿勢がとれると、自発的な身体動揺はわずかで、直立姿勢を乱すように働く重力の影響を最小にして立つことができ、また、立位姿勢を保持するために必要な筋活動やエネルギー消費が最小になるという特徴があります。
当院での取り組み
骨盤矯正・整体メニューでは、初診時に身体の状態を問診で伺うことや、触診、背骨の歪みや身体の全体バランス、重心の位置を確認するために、印をつけて写真をとり視覚で確認していきます。
写真をとることで現時点の身体の状態が明確になります。
重心のズレをご自身でも感じてる方もいれば、写真をとってみて初めて把握されるかたもおります。
また、重心のズレによって症状が起きているケースもございます。
例えば、いつも特定の場所が痛い(腰でも右側がよく痛くなるなど)場合や慢性的に症状がある(慢性肩こりや腰痛など)など重心のズレによって引き起こされているかもしれません。
当院では、約3ヶ月の間で8回で矯正を行っていきます。
一度、調べてみてはいかがでしょうか。