お知らせ
2020年6月19日
肩の痛みはどこから来るの?!肩まわりの構造と原因について!!
リリーブ鍼灸整骨院錦糸町店です。
みなさんよく、肩が凝ったなぁとか年齢とともに手をあげにくくなって腕をあげると痛いとか、いろりろな何かしらの不具合が肩回りにあらわれたこと、一度は経験されているかもしれませんね。
今回は何かしらの不具合が起きやすい肩についておはなししていきます。
肩関節のつくり
肩関節とは
上腕骨と肩甲骨で構成されています。ちょうどボールとソケットのような関節です。
そして、関節包という袋状の被膜に包まれていていることで安定しています。
肩鎖関節とは
肩甲骨の肩峰と鎖骨先端の間の関節のことです。
よく、つよい衝撃(例えばスポーツ外傷や交通事故など)が加わって脱臼したと言いますがここの関節のことが多いです。
肩関節の機能
肩の関節は体の中でも動く範囲がとても広い関節です。
肩関節のおかげでいろいろな動きが出来ます。
上に手をあげること、手を背中に回すこと、腕を振ることなどもそうです。
痛みの原因
オーバーストレッチとは
肩だけでなくどんな部位でも、体に力が加わることで痛めることが多いのですが、その中の一つとしてオーバーストレッチがあります。
どんなことかというと、たとえば指をもう片方の手で手の甲につくくらい、反らし伸ばします。
すると間もなく痛みが生じてくると思います。
これがオーバーストレッチの状態です。
そして、痛さという信号でこれ以上曲げるとケガをすることを教えてくれています。
オーバーストレッチを続けるとどうなるの
痛いというお知らせを無視してこの状態を續けると、靭帯や軟部組織が裂けて動作をやめても痛みの続く原因となります。
こうなった後に安静にしていても裂けた組織がある程度回復するまで痛みは治まりません。
回復するまでには数日かかるので、治りかけに繰り返しオーバーストレッチをすると回復は遅くなります。
肩のどんな動作が痛みにつながるの
重たいものを持ち上げるときや、肩や肘など腕から転倒したときに肩関節をひねって傷めるのはもちろん、天井の修理や電球の交換時、腕を上げて黒板に文字を長時間書いたりなど日常の動作が原因となっていることが多いです。
また、姿勢の悪さからくることもあります。
背中を丸めたまま腕を上げようとすると背筋を伸ばしてあげるときよりも上がりにくいのが実感できると思います。
長年悪い姿勢がクセになっていてそれに気づかず動作を繰り返していると痛みにつながることがあります。
四十肩などもここからきていることもあります。
痛みが悪化する原因を知っておこう
体から腕を離しての作業。
使い慣れない道具や使い勝手の悪い道具を使っての作業。
疲れてきたにもかかわらずあと少しだからと腕を上げ続けるとき。
久しぶりに腕を使う作業をするとき。
無理な体制で作業しなければならない環境など。
これらのよういんがいくつか積み重なり何時間~何週間と続くと肩の組織に負荷がかかり悪化の原因となります。
これらを踏まえてできる方への負担の軽減方法
高いところの作業をするときは腕を伸ばして行わず踏み台を使ってなるべく体から腕を離さないような体制を作ったりデスクワークの時など机から体が離れて腕を伸ばしているようであれば椅子を引いて机に近づけることや、無理な体制での作業の時はこまめに30秒程度の休息を入れてストレッチしたり作業内容を変えてみるなどのちょっとした対策をとることで肩への負担を減らすことが出来ます。
普段の生活の中で肩に負担をかける動きをどの程度しているのか、自分の動作を振り返ってみることも大切ですね。